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白夜の官能小説

官能小説、アダルト小説のようなものを、あくまで趣味で書いています。あくまで趣味なので、厳しいことは言わないでね。

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「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」18

唇からチュポンッと音を立ると、たくさんの唾液をチンポの根元にたれ流しながら口を外した。雪乃はハアハアと息を弾ませて崩れ落ちた。
雪乃がようやく体を起こし、剣之助の胸に寄り添う。
「…私、変でしょ?男性にご奉仕しているだけで、イッちゃうの…」
「変なものか。素敵だよ。雪乃ちゃんは情が深いんだね。」
まるで見かけによらない、と思った。陽気な性格だからセックスも自由奔放で、男の上でラテンダンサーばりに腰をくねらせるようなイメージがあった。自分が気持ちいいことが大前提、男なんて自分の快楽の道具にすぎない、そんな自分勝手な女だと勝手に持っていた。
ところが実際の雪乃は、男を幸せにすることが第一なのだ。男に奉仕することで、大きな幸福感に包まれてオーガズムまで辿り着くことができる。男の悦びに便乗できる、素晴らしい才能を持っているのだ。
「今度は僕の番だよ。」

フェラチオで得たオーガズムで、雪乃のマンコは激しい愛撫を受けたかのようにぬめっていた。
そんな雪乃を仰向けにし、正常位で挿入する。そのまま覆い被さるのでなく、男性が左右のどちらかに体をずらすと、お互いに少し横に傾いたような体勢になる。
剣之助は雪乃の右太ももに自身の左脇腹を乗せる。男女共がお互いに楽な体位である。
最初は亀頭だけをすっぽり雪乃の差し入れた。
「あ、ああ…すごくおっきい…」
雪乃は大きく深呼吸をした後、微笑んだ。そんな雪乃を、肘をついた楽な体勢で見つめながら、さらに深く差し込む。







三分の二まで差し込んで、剣之助は動かずにじっと雪乃を見つめるだけにした。片方の手をつないで心をひとつにする。雪乃が感じるのは、激しいだけのセックスではない。ポリネシアンセックスのように、心と心が溶け合い、幸福感が持続するようなセックスに違いない。
互いに微笑みを交わしながら、動かずにじっと結合していた。
「…すごくほっとする感じ…気持ちいいわ…剣之助さん、動かなくっていいの?これで気持ちいいの?大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ…じっとしていると雪乃の体温が伝わってくる感じで、気持ちがいい。」
「うれしい…でも、見て、剣之助さんの、まだ全部雪乃に入ってないわ…」
「雪乃、すごい毛が薄いんだね。それに毛質が柔らかい。コンディショナーしてるの?」
「やだ、剣之助さんて面白い。」
笑顔で他愛のないおしゃべりをしながらの結合。

15分ほどが経過した。
にこやかだった雪乃が、だんだんと困ったような、せつないような表情に変わっていき、やがて目を閉じた。
「ねえ、剣之助さん、なんか、変な感じ、なんか、変…」
「雪乃ちゃん、今まで、挿入でイッたこと、ある?」
「イクのはいつも男性にご奉仕している時だけ。挿入でイッた経験がないの。…ああ、何?この変な感じ?ああ…」
剣之助は雪乃に顔を近づけて、何度か唇に軽くキスをする。
「大丈夫だよ、チュ、チュ、大丈夫、チュ…」
「ああ、剣之助さん、チュ、ああ、ああ、つかまっていい?、はあ、あ、あ…」
雪乃が少し上体を起こして剣之助の首に腕をまわし、しっかりと抱きついた。空中で浮いていた足が剣之助の腰にまとわりつき、剣之助の体に自分の体をしっかり固定するような格好になる。剣之助はあいかわらずじっとしたままでいる。ついに雪乃が未経験の挿入オーガズムを迎えようとしていた。
「あ、あ、あ…あ!ああ!アー!何?イヤッ!イヤッ!」
マンコが急激に締め付けてくるのを感じた。そして次の瞬間、挿入されたチンポは温かいシャワーをかけられたような感覚を覚えた。
「アウッ、アウ、アウワワ…」
雪乃は剣之助にしがみついたまま、肩を震わせて押し寄せる快感を乗り越えようとしていた。
剣之助の太もものあたりのシーツが、おびただしいほどの雪乃の潮で濡れていた。







★ 「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」19につづく ★
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白夜

白夜 -hakuya-

Author:白夜 -hakuya-
アマチュア官能小説家


39才男性
都内某所にて
自営業の傍ら
あくまで趣味で
書いています
普段は好感のもてる清潔な
そこそこイケメンです
励みになるので
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