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白夜の官能小説

官能小説、アダルト小説のようなものを、あくまで趣味で書いています。あくまで趣味なので、厳しいことは言わないでね。

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「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」19

「エヘ!エヘヘヘ!ヤン、そんなに顔見ないでよー!」
まだ合体したままだが、冷静さを取り戻した雪乃が、剣之助に見つめられて照れていた。
初めて挿入でイケた驚き、そして悦び。奉仕するのとは明らかに異なる、挿入オーガズム。大量に潮を吹いたことの恥ずかしさ。さまざまな感情が入り混じって、雪乃は結果的に照れて顔を隠すしかなかった。
「ねえ、雪乃ちゃん、さっき脇の下を舐めてくれたよね?あれ、すごく気持ちよかった。またしてくれる?」
「うふふ、いいわよ」
挿入したまま体位を女性上位に切り替え、剣之助は腕を広げて脇を露わにした。
すでにチンポは深々と奥まで挿入されているが、ピストン運動はしていない。雪乃は剣之助の上で、脇の下を舐め始めた。
「チュオプ…シュププ…どうお?気持ちいい?」
「すごく気持ちいいよ。すごくいい」
「うふ、うれしい…ニャムン…レロム…」
雪乃に再び変化が訪れてきた。挿入に奉仕の快感が加わり、ダブルで高まってきたのである。
「はああ、ああ、ああ、チャプ、ああ、いい…」







「ねえ雪乃ちゃん、少し腰を動かしてごらん?僕への愛撫も忘れないように。」
雪乃は言われた通り、自ら動いてピストン運動を始めた。脇の下への舐め愛撫も忘れない。
チンポが入っていく度に「ううあ」と言い、抜く度に「んはあ」と繰り返す。脇を舐める濡れた音が部屋に響く。
剣之助が何も指示していないのに、雪乃が体をずらす速度を徐々に上げていった。自分からピストン運動を速めている。
「ああ、ねえ、ねえ、両方とも気持ちいいの…」
「奉仕するのも、チンポも、両方?」
「そう、そう、そう、ああ、すごい、何これ?何これえっ?すごいのーっ!」
剣之助の脇にうずめていた顔から、ふだんの雪乃からは決して想像できない、低い地響きのような叫びが発された。
「いいぐうううー」
雪乃に憑依した悪魔が顔を出したような、恐ろしい声だ。
全身がガクガクと震え、ジャーと音を立てて雪乃が失禁した。

失禁の流れに逆行するように、剣之助は雪乃の中にザーメンを放出した。

エキゾティックな顔立ちが真に照れて、雪乃は火照ったように赤くなっていた。トップダンサーのようなスラリとした見事な肢体と、子供のように照れた態度とのギャップがアンバランスで、小悪魔的だ。雪乃は剣之助に抱きついて、細く長い足を絡ませている。
「恥ずかしい、でも、うれしい。アソコでもイケちゃったなんて初めてだもの。ウフ…」
「よかったね。これも少しは罪滅ぼしになったかな」
「…ねえ剣之助さん、明日はどこに行くう?それからあ、もったいないからお部屋もひとつにしようよ、そして…毎晩こうして…キャッ!」







★ 「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」20につづく ★
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「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」18

唇からチュポンッと音を立ると、たくさんの唾液をチンポの根元にたれ流しながら口を外した。雪乃はハアハアと息を弾ませて崩れ落ちた。
雪乃がようやく体を起こし、剣之助の胸に寄り添う。
「…私、変でしょ?男性にご奉仕しているだけで、イッちゃうの…」
「変なものか。素敵だよ。雪乃ちゃんは情が深いんだね。」
まるで見かけによらない、と思った。陽気な性格だからセックスも自由奔放で、男の上でラテンダンサーばりに腰をくねらせるようなイメージがあった。自分が気持ちいいことが大前提、男なんて自分の快楽の道具にすぎない、そんな自分勝手な女だと勝手に持っていた。
ところが実際の雪乃は、男を幸せにすることが第一なのだ。男に奉仕することで、大きな幸福感に包まれてオーガズムまで辿り着くことができる。男の悦びに便乗できる、素晴らしい才能を持っているのだ。
「今度は僕の番だよ。」

フェラチオで得たオーガズムで、雪乃のマンコは激しい愛撫を受けたかのようにぬめっていた。
そんな雪乃を仰向けにし、正常位で挿入する。そのまま覆い被さるのでなく、男性が左右のどちらかに体をずらすと、お互いに少し横に傾いたような体勢になる。
剣之助は雪乃の右太ももに自身の左脇腹を乗せる。男女共がお互いに楽な体位である。
最初は亀頭だけをすっぽり雪乃の差し入れた。
「あ、ああ…すごくおっきい…」
雪乃は大きく深呼吸をした後、微笑んだ。そんな雪乃を、肘をついた楽な体勢で見つめながら、さらに深く差し込む。







三分の二まで差し込んで、剣之助は動かずにじっと雪乃を見つめるだけにした。片方の手をつないで心をひとつにする。雪乃が感じるのは、激しいだけのセックスではない。ポリネシアンセックスのように、心と心が溶け合い、幸福感が持続するようなセックスに違いない。
互いに微笑みを交わしながら、動かずにじっと結合していた。
「…すごくほっとする感じ…気持ちいいわ…剣之助さん、動かなくっていいの?これで気持ちいいの?大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ…じっとしていると雪乃の体温が伝わってくる感じで、気持ちがいい。」
「うれしい…でも、見て、剣之助さんの、まだ全部雪乃に入ってないわ…」
「雪乃、すごい毛が薄いんだね。それに毛質が柔らかい。コンディショナーしてるの?」
「やだ、剣之助さんて面白い。」
笑顔で他愛のないおしゃべりをしながらの結合。

15分ほどが経過した。
にこやかだった雪乃が、だんだんと困ったような、せつないような表情に変わっていき、やがて目を閉じた。
「ねえ、剣之助さん、なんか、変な感じ、なんか、変…」
「雪乃ちゃん、今まで、挿入でイッたこと、ある?」
「イクのはいつも男性にご奉仕している時だけ。挿入でイッた経験がないの。…ああ、何?この変な感じ?ああ…」
剣之助は雪乃に顔を近づけて、何度か唇に軽くキスをする。
「大丈夫だよ、チュ、チュ、大丈夫、チュ…」
「ああ、剣之助さん、チュ、ああ、ああ、つかまっていい?、はあ、あ、あ…」
雪乃が少し上体を起こして剣之助の首に腕をまわし、しっかりと抱きついた。空中で浮いていた足が剣之助の腰にまとわりつき、剣之助の体に自分の体をしっかり固定するような格好になる。剣之助はあいかわらずじっとしたままでいる。ついに雪乃が未経験の挿入オーガズムを迎えようとしていた。
「あ、あ、あ…あ!ああ!アー!何?イヤッ!イヤッ!」
マンコが急激に締め付けてくるのを感じた。そして次の瞬間、挿入されたチンポは温かいシャワーをかけられたような感覚を覚えた。
「アウッ、アウ、アウワワ…」
雪乃は剣之助にしがみついたまま、肩を震わせて押し寄せる快感を乗り越えようとしていた。
剣之助の太もものあたりのシーツが、おびただしいほどの雪乃の潮で濡れていた。







★ 「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」19につづく ★
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「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」17

絶品のワインと、スティービー・ワンダーのそっくりさんショーで笑い転げた雪乃と剣之助は、ホテルに戻り、雪乃の部屋の前で別れた。
「おやすみ。」
「おやすみなさい。」

部屋で独り、雪乃は窓の外の夜の海を眺めた。
「あの人、本当に私を抱かないんだわ…」
男なんて誰でも所詮は仁科と同じようなもので、金を遣った女は自由にできると奢り高ぶるものだと思っていた。それなのに、剣之助はあっさりと自分の部屋に帰ってしまった。それだけじゃない、あの人、3000万円を私にくれるって言った。
何のために?私に詫びたい気持ち、それだけ?私、あの人なら抱かれてもいいって、思っているのに。あの人がお金持ちって知る前から、お店に入った時から、素敵な人だって思っていたんだもの…







電話で呼び出された剣之助が雪乃の部屋のドアをノックすると、返事はなかった。試しにノブをまわしてみると、あっさりとドアは開いた。「不用心だなあ。」と言いながら剣之助は雪乃の部屋に入った。部屋は真っ暗でなかなか目が慣れない。ようやく窓辺に人影があるのがわかった。雪乃の目の前まで近づいて、はじめてそれがわかった。
雪乃は、一糸まとわぬ姿で剣之助を迎えていた。

雪乃はストレートのロングヘアを頭の上で丸くまとめていた。さっきまで大口を開けてショーに大笑いしていた、奔放な感じのする女の子・雪乃とは、まったく違う「女」だ。細い首が見える分だけ、目の大きさがさらに際立ち、顔立ちがいっそうエキゾティックである。雪乃は何ひとつ肉体を隠そうとしていない。かたちのいい乳房。美しいカーブのウエスト。その下の、まるで金髪のような薄いアンダ―ヘア。29歳の肉体は、まるでプレイボーイのアジアントップレディのグラビアのようだ。

「すごく、寂しくなっちゃったの…」
紅く濡れた彼女の口から日本語が出てくるのが、何故か不思議な感覚だった。雪乃は剣之助の衣服を脱がし終えると、剣之助をベッドへと誘った。
仰向けの剣之助は、雪乃のなすがままに従った。唇へのキスに始まり、腕への入念なキス、指の一本一本まで口に含んで愛撫する。そして胸を舌でまんべんなく濡らし、腹部や太ももを愛を込めて手の平で撫でる。そこからキスは足先に飛ぶ。全ての足の指をくまなく含んでいく。四つん這いで尽くす雪乃の、形のいい尻に手が届いた。撫でるように手を差し出し、その真ん中を上から下へつーっと辿ると…
そこはおびただしいほどに愛液が満ちていた。
「ア…アアン…私、男性にこうしてご奉仕しているだけで、濡れちゃうの…恥ずかしい…」
雪乃の舌が、膝に上がり、そこから入念に太ももを舐める。ようやく辿り着いて、初めて雪乃は驚いた。
「…すごい…剣之助さんのって…」
勃起したチンポを、亀頭をねぶることから始めた。舌を這わせる表情は目を細めて恍惚している。
「ハム…チチュム…おっきい…ハアンム…シュピプ…」
髪をアップにしていることで、雪乃の横顔がよく見える。酔いしれ、だんだんと高まっているようで、息が荒くなっていった。剣之助は何一つ雪乃を愛撫していないというのに。
「アアム…ハアア…チュチク…ハア…ンハア…」
亀頭をすっぽりと含んでいた紅い唇を外し、雪乃が目を合わさずに恥ずかしいそうに微笑んだ。
「アッフ…ハア、ハア、剣之助さん、イ、イッてもいい?」
答えを聞くこともなく、雪乃は亀頭をすっぽりを咥え直し、荒い鼻息がオーガズムを伝えた。
「ンー、フフー、イクッ、ング、ウィグ、ウィグーッ!」







★ 「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」18につづく ★
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「大富豪、時々探偵。 ~放蕩夫にお仕置きを~」16

この手の事件は噂となってまたたく間に人づてに伝わり、夜のクラブはもちろん、レストラン、ホテル、経営者サークル、取引先企業など、あちらこちらでストライク電器社長・仁科春樹の愚行と赤っ恥は語られていった。

問題の青年実業家の存在について憶測が飛び交ったが、その男の正体は定かになっていない。受け渡しされた3000万円は、後日、隠れるように店に来た仁科が、鞄ごと雪乃に渡したそうである。
「そもそも原因はお前なのだから、お前が預かれ。そして、あの青年実業家を見つけ出して返すんだ。わかったな!」
雪乃は空いた口が塞がらなかったという。

一連のうんざりすることがあって、雪乃は店から休養をもらった。復帰のめどは立っていないという。それどころか店のマネージャーも連絡が取れないでいるらしい。同僚の女性達は「雪乃ちゃん、あの3000万円を持って逃げしたのよ、そうに決まってるじゃない。」と噂しているという。

唯一、雪乃を見たという同僚の女性がいた。海外でのショッピングツアーの帰りに成田で彼女を見かけたらしい。
「間違いなく雪乃ちゃんだった。それに、間違いなく例の3000万円が入った青年実業家の鞄を持っていた。」
と言っている。
持ち逃げの噂は、ついに「海外逃亡」にまで発展していた。







雪乃がホノルル空港の到着ゲートに着くと、スーツを着こなしたファッションモデルのような黒人紳士が流暢な日本語で「失礼、雪乃様でいらっしゃいますか?」と話しかけてきた。
リムジンは雪乃を乗せると、別名「ピンク・パレス」と呼ばれる老舗の高級ホテル「ロイヤルハワイアン」へと走り出した。まるで狐につままれているような感覚で豪華なホテルのロビーに入ると、ようやく例の青年実業家が出迎えた。
「やあ、雪乃ちゃん!ごめんね、こんな所まで来てもらって。」
「ちょっと!どうして私がハワイにまでこんな大金を運ばなくちゃならないのよ!」
「あははは!」
「何が可笑しいのよ!第一、私、貴方の名前すら知らないのよ!どうしてハワイにまで私を呼び出したりするのよ!」
「いやー、いろいろ迷惑をかけちゃったものだから、お詫びをしたいと思って。このホテルでゆっくりバカンスでもって。まあ、部屋を取っておいたから、とりあえず行こうか。」

通された部屋は最高級のプレステージ・スイートだった。
「とりあえずこの部屋を10日ばかりおさえてあるから。でももっと居られるようなら僕に言って。それから、このホテルのサービスは全て僕が支払うようにしてあるから、食事でもスパでも気にしないで楽しんでね。ここのスパはおすすめだよ。毎日通ったらお肌スーッベスベだよ!」
雪乃は驚いて何も言えなかった。
「…あ、僕の名前は乾。乾剣之助。よろしくね。」

海を見下ろすシーフードレストラン。ワイキキでいま一番人気があるというブティックで剣之助が買ってくれたショッキングピンクのミニのワンピースを着た雪乃は、掘りの深い顔立ちからまるでハワイの芸能人のような輝きを放っていた。
豪勢なディナーをエンジョイしながら、女は、目の前にいる男をあらためてしげしげと見つめた。
「貴方って、本当に不思議な人。ねえ、どうしてあんなことしたの?」
あんなこと、とは、例のクラブでの行いである。
「ある人から頼まれたんだ。あの仁科って奴に赤っ恥をかかせて、行いをあらためさせて欲しいって。」
「…奥さん、ね?」
剣之助は笑顔で質問をはぐらかした。
「それよりさ、ハワイには何日くらい居られる?僕としてはなるべく長く居てもらって、ゆっくりして欲しいんだ。それが僕のお詫びのしるしだから。あ、それから、勘違いしないで欲しいのは、僕は僕でちゃんと部屋を取ってあるから。襲ったりしないから安心してよ。」
「…うれしいわ、剣之助さんの気持ち。ありがとうね…」
「えっと、それから、あのお金ぜんぶあげる。それでゆっくり仕事探して。」
雪乃は口に入れたロブスターの肉をうっかり飛ばしそうになった。
「ちょっと何言ってるの?冗談はやめてよ。」
「だって仁科は要らないって言ってんるだから、君にあげるよ。それでいろいろ許して欲しい。ごめんね。」
剣之助は頭を下げた。







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白夜

白夜 -hakuya-

Author:白夜 -hakuya-
アマチュア官能小説家


39才男性
都内某所にて
自営業の傍ら
あくまで趣味で
書いています
普段は好感のもてる清潔な
そこそこイケメンです
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